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老害を何とかしろ [評論]



今日は、国会議員定年制を提案したいと思います。
これまで、多くの方が出した提案ですが、実現していませんので、あらためて、提案したいと思います。
一般企業の社内規定と同様に、国会内規定として、60歳を定年と定め、努力義務として65歳まで延長するという案はいかがでしょうか。
これだけでも、政治は、ほんの少し変わると思います。
じやあ、誰が、その規定を作るのか。
政治家に、好きにやらせておいて出来るとは思えません。
やはり、国民にしか出来ないことだと思います。
でも、「国民が」って、そんな仕組み、どこにもありません。
そりゃあ、そうです。仕組みを作る政治家が、自分達の自由度を危険に晒すような仕組みを作るはずがありません。もちろん、国民も、自分達が仕組みを作る仕事をする立場にあるとは思っていません。ですから、そんな仕組みは存在しません。
しかし、選挙制度に問題があることは、ここでは棚上げにしておいたとしても、国が国民生活を守る仕事を疎かにしているのであれば、それを糺す責務は国民にあります。誰かが、善意で、あなたを守ってくれるわけではありません。自分の身は自分で守るのです。そのためには、面倒でも、責務を果たすしかないのです。
先ずは、国民の皆さんに、国民には、国政を糺す責務があることを知ってもらわねばなりません。国民の「責務」が曖昧だと、スタート地点にさえ立てないからです。
国民には、現在、選挙以外に国政参画の仕組みがありません。その選挙が組織票に支配され、低投票率が当たり前であれば、政治家は、何でもできるのです。自分に投票してくれる人に利益分配をしていれば、自分の身は安全なのです。国民生活なんて、どうでもいい。
でも、現に、国会議員定年制は実現していません。
では、政治家の老害は、どうするのですか。
政治家の老害は、国民生活に大きな影響を与えます。いや、現に、与えています。
そんなこと、誰もが知っています。
それなのに。
「そんなの、無理だろ」でいいのでしょうか。
皆さんには、それほど余裕があるのですか。政治家の老害くらいでは、生活に影響はないと思っているのですか。この先、増税の嵐がやって来ますが、大丈夫ですか。後の祭りになることはないのですか。

ここで、老害政治家の代表として、問題発言の多い政治家の発言を見てみましょう。
そうです、問題発言の正横綱に君臨している、自民党の麻生さんです。
麻生さんは、1940年生まれだそうですから、今年で83歳になります。
私には、麻生さんの思考は昭和で止まっているように見えるのですが、そんな人物が、政権与党の副総裁を務めているのです。
麻生さん以外にも、昭和思考で止まっている人は多くいます。
そんな人達が、この国の舵取りをしているのです。
そんな国が、前を向いて進んでいけるのでしょうか。
いいえ、昭和から抜け出せていません。
だから、この国の国力は衰退し続けているのです。
では、老害を排除すれば、この国が再生するのか、と言うと、そんな簡単なことではありません。でも、老害の排除は、必要十分条件ではありませんが、数多くある必要条件の1つではあると思います。
ほんとに、麻生さんは、トンチンカンな発言を多くしてくれます。
「ああ、又か」と思うだけで、世間は大目に見てくれます。
これも、人徳と言うのでしょうか。
違うと思います。
馬鹿もここまで極めると、許してもらえるということなのだと思います。
麻生さんは、ただ、お頭が弱いだけなのです。
思考能力に欠ける部分を逆手に取っているところは、政治家らしいと思いますが、それは、傍迷惑でしかないと思います。
そんな麻生さんの最近の発言を見てみましょう。
少子化に関する講演での発言です。
「(少子化の)一番大きな理由は出産するときの女性の年齢が高齢化しているからです」
「中長期的には日本の最大の問題だ」
これが、政権与党の副総裁の発言です。
どうやら、「女が悪い」ということのようです。
「今は、昭和か」と突っ込みを入れたくなります。
逆に言えば「俺達は、悪くない」ということなのでしょう。
こんな人が、こんな老害政治家が、この国の国家運営をしているのです。
女性の皆さんは、反乱を起こすべきだと思います。
反乱なんて起こせないと思っているかもしれません。
いいえ、民主国家では、女性でも反乱を起こせるのです。
民主国家では、銃ではなく、投票という武器があるのです。
「俺様は、お偉い政治家様だぞ」と言っても、国民の票がなければ、ただの人です。
だとすると、麻生さんに一票を投じている地元の皆さんは、この国の衰退に力を貸しているということになります。そんな場所が、日本には数多くあります。多くの国民が、老害政治家に力を与えているのです。つまり、国力衰退は、国民が作っているのです。
ただ、野党に票を入れようにも、投票するに値する政治家がいません。
この国には、国民生活を守ってくれる、女性を守ってくれる政党は1つもないのです。
これ、誰の責任なのでしょう。
馬鹿な政治家のやりたい放題を許しているのは、麻生さんにトンチンカン発言をさせているのは、老害政治家に票を入れている国民の皆さんです。
この事実は、否定しようがありません。
国民の皆さんが、自分の生活を守りたいのであれば、相応の汗をかかねば手に入りません。もう、「なあ、なあ」「まあ、まあ」では、自分の身を守れない時代になっているのです。棚から牡丹餅が落ちてくるのを待っていても、そんな奇跡は起きません。皆さん自身が自分の生活を守るしかないのです。
そのためには、既存の政党ではなく、新しい政治集団を生み出す必要があります。私達には、国民生活を守ることを目的とした政治集団が必要なのです。
どうすれば、そんな政治集団が生まれるのでしょう。
国民の皆さんが、言葉の定義をし、目的と責務を明確にすれば、自然に生まれます。
なぜなら、国の責務は国民生活を守ることだからです。
そして、何よりも重要なことは、皆さんが投票権を持っているということです。
国民生活を守る政党を生み出し、そこへ投票すればいいのです。
こんなに簡単な理屈に、なぜ、気付かないのでしょう。
「俺は何もしないけど、誰かが、何とかしてくれ」なんて都合のいい話が通用する時代ではありません。確かに、言葉の定義をするのは面倒です。目的と責務を明確にすれば、国民の皆さんにも、相応の痛みは出ます。でも、このまま、ドツボに突っ込んで行くよりはいいと思います。
この国を再生するのは、国民の皆さんです。麻生さんではありません。

麻生さんは、少子化の最大の原因は晩婚化にあると言っています。
「勝手なことを言う女が悪い」と言っています。
そうなんでしょうか。
晩婚化も、少子化の1つの要因ではありますが、最大の原因ではありません。
女性が、我儘を言っているわけでもありません。
麻生さんには、現実が見えていない。いや、見ようとしていない。いやいや、見えないふりをしている。
国力衰退という現実が、それを放置した結果が、何ら手を打たなかった国が、少子化を招いたのです。庶民の声を聞くと、「責任転嫁をするな」という意見が多いように思います。私だけが馬鹿なことを言っているわけではないようです。
ただ、原因究明も対策もなく、庶民は、文句を並べるだけです。これでは、お先真っ暗ですし、麻生さんも、言いたい放題です。これは、国の、国家運営者の、国民の、「責務」が明確になっていないことが原因です。政治家に「やりたい放題、言いたい放題」をさせているのは、国民の皆さんです。どうして、そのことに気付かないのか、ほんとに、不思議でなりません。解決方法はあるのです。言葉の定義をすればいいだけです。

晩婚化だけではなく、お一人様世帯が増え続けています。
残念ながら、お一人様では、子は生まれません。いや、物理的には生まれますが、ほとんどの方が経済的な困難に直面しますので、生みません。
晩婚化も、未婚者の増大も、みんな、庶民の自己防衛のためです。
国力衰退に押し流されまいとする庶民の抵抗です。
そんなことも理解できない国家運営者に、この国を任せておいてはいけません。
これは、国民の皆さんの問題なのです。
少子化が、晩婚化が、麻生さんの言う「中長期的には日本の最大の問題」なのではありません。麻生さんのような人が国家運営をしていることが、「俺には関係ねぇ」と言っている国民の皆さんが、日本の最大の問題なのです。
少子化の原因は、国力衰退です。
若者は、男も女も、「生活が楽ではない、余裕もない、結婚なんてして、地獄を見るのは勘弁してもらいたい」と思っています。たとえ晩婚であっても、結婚して、子供を産んでくれる若者は、神様のような存在なのです。それを、麻生さんは批判しているのです。これ、老害以外の何ものでもないと思います。
馬鹿げた提案ですが、少子化対策の第一歩として、議員定年制を提案します。
ただ、これで、現状が劇的に変化するわけではありません。気休め程度の効果しかありません。もしも、何かを変えたいのであれば、国民の皆さんが言葉の定義をして、「目的」と「責務」を見つけてください。生産性向上を唱えても、DXを唱えても、この国は再生しません。ましてや、「新しい資本主義」などと寝言を言っていたのでは、救われません。国民の皆さんの意識を変えるしか方法はないと思います。このままだと、ズブズブと沈んでいくだけです。
ここは、皆さんの国です。老害政治家の国ではありません。


2023-02-05



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