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舞踏会 [日記]



永田町の華やかな会場で大舞踏会が開かれています。
閣僚、政務三役が主役ですが、新聞社やマスコミも参加して盛り上がっているようです。
会場の中央で恍惚の表情をして踊り続けているのは、どうやら総理大臣のようですね。
他の方は比較的統制のとれた踊り方ですが、どこかぎこちなさが見られます。
暴言を吐きながら踊っていた復興大臣の姿が見えませんが、どこへ行かれたのでしょう。
皆さん、操り人形の踊りにみえるのはなぜなのでしょう。
それにしても、これほど見るに耐えない舞踏会も珍しいのではないでしょうか。
彼等は、自分の意志で踊っているのでしょうか。
確かに菅さんは自分の意志で踊っているように見えますが、全員が菅さんと同じ ?
いえいえ、そこまで、馬鹿だとは思いたくありません。
じゃあ、何故、あれほどの醜態を演じているのでしょう。
それは、踊らされていることに気付いていない事と、それが醜態であるという事に気付いていないのではないかと疑わざるを得ません。
実に巧みな手腕だと思います。これは、官僚独裁政治の凄さです。
踊っている本人も気づかないのですから、国民は疑うことすらできません。
私に透視能力がある訳ではありませんが、大臣にへつらい、必要以上に平身低頭し、まるで下僕の様に接している官僚達の姿が見えるようです。腹の中では「この馬鹿め」と思っていますが、「あなたは王様なのです」と持ちあげます。彼等の利権に触れることでなければ、あらゆることを「ごもっともです」と言って受け入れます。「権力」を知らなかった民主党議員は、自分がとてつもなく偉い人間に見えてくるのです。何をやっても、何を言ってもいいような錯覚に落ちてしまい、ふんぞり返るようになります。元大臣の原口さんや馬淵さんの顔が大臣になる前と、大臣の時と、大臣を辞めた時に違うのはそのせいではないかと思います。内閣官房の福山さんは、今でも権力に侵された顔のままです。お釈迦様の掌の上で暴れている孫悟空は物語になりますが、官僚の掌の上で踊っている政治家は不様なだけの存在に見えます。海江田大臣は、今や経産省のメッセンジャーボーイに徹しています。以前はもう少しましな政治家に見えましたが、実像は違うみたいです。
政治主導の旗を掲げて勇ましく船出した民主党でしたが、完膚なきまでに潰されて、今の姿になっています。これが、トラウマとなり、民主党は二度と官僚には逆らえない政治集団となりました。哲学も思想も、戦略も戦術もなく官僚組織に手を突っ込みましたので、当然の結果でもあります。今でも、真の権力者が誰なのか、彼等にはわかっていないような節があります。
一方、官僚にとって大切なことは、既得権益の死守だけではありません。彼等は、30兆円ともいわれる復興費に食いつき始めているのです。釣りが趣味の方におなじみの、入れ喰い状態です。1割としても3兆円の利権が手に入るのですから、近年では稀な大漁だと目を輝かせていることでしょう。舞踏会を開催する価値は充分にあります。
お代官様と越後屋のどちらが悪いのか。どっちもどっちですが、本物の悪は越後屋の方だと思います。渦中に身を置いているとわかりませんが、歴史的検証を行えば、「なぜ、ここまで官僚の横暴を許していたのか」という結果になるでしょう。でも、残念なことに、今を生きる私達にはこの現実が見えません。
海外メディアには、この現実が見えているようですが、日本人には見えていません。ネットメディアでは個々の事象に言及する記事はありますが、根本原因に言及している記事はまだ見えません。一般メディアにはその片鱗すらもありません。

個人向け国債の発行額が前年同月比4倍の2319億円になったという記事を見ました。単純計算をすると年間で2兆7000億円になります。しかも、これは10年物国債です。
なぜ、紙屑にこれほどの資金を投入するのか、国民の気持ちが理解できません。野村証券をはじめ証券会社のやり方も酷いと思います。紙屑になることを彼等は百も承知しているのです。手数料が入り、財務省に迎合することが、顧客の資産を守る事より大事なのは、もはや詐欺と呼ぶ行為に等しいと思います。全ては自己責任の一言で済むとしても、やり過ぎではありませんか。
騙されて国債を購入した国民の皆様、できるだけ早い時期に損を承知で処分することをお勧めします。時間が経てば経つほど、怪我が大きくなり、元も子も失くす結果になります。10年後にお金は戻ってきません。そのことで、10年後には命を絶つ方も出てくるでしょう。これは、もう殺人行為と言っても過言ではありません。もっとも、お金など何の役にも立たない状態になるのですから、同じ事だと言われれば返す言葉かありませんが。

九州電力のやらせメール問題で、多くの国民ががっかりしていますが、これはほんの小さな出来事にすぎません。あの佐賀県の説明会に寄せられた意見メールは473通、賛成意見が226通、反対意見が119通だったそうです。今、国民の意識は原発反対が圧倒的に多いと思いますが、それでも、九電はゴリ押しをしました。彼等には特別な事をやったという意識がありません。それは、社長の記者会見でもよくわかります。今まで彼等がやってきた延長線上にあるのですから、告発されて「びっくり」したのだと思います。これは、経産省と電力会社の利権構造を守るためのごく一部分にすぎません。佐賀県知事への九電幹部の政治献金も、ほんの一部分にすぎません。
それよりも、マスコミに利権構造を追及する意志が感じられないことが問題です。

18歳未満の少女に売春行為をさせた名古屋の派遣型風俗店が警察の捜査を受けています。
よくある話です。
でも、その風俗店の経営に教育委員会の学校教育課長が関与していたのは褒められた話ではありません。本人は「儲け話に乗ってしまった」と言っているようです。
これは中国での出来事ではありません。愛知県での出来事です。
どこのどなたも、やりたい放題です。総理大臣がやりたい放題なのですから、俺だってと思ったのでしょうか。だったら、子供達がやりたい放題をしても、目くじらを立てないでもらわなければなりません。
みんなで好き勝手なことをやって、国ごと潰しましょう。
日本では、そんなキャンペーンが行われているのでしょうか。

末世に生きる私達には、今が末世だと認識できない。これは困ります。


2011-7-12



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