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恫喝 [日記]



テレビの映像でご覧になった方も多いと思いますが、松本防災大臣の発言について。

「県でコンセンサスを得ろよ。そうしないとわれわれは何もしないぞちゃんとやれ
「お客さんが来るときは、自分が入ってからお客さんを呼べ。長幼の序が分かっている自衛隊ならやるぞ
「今の言葉はオフレコだ。書いたらその社は終わりだ

被災地の皆さんは怒っていますが、私は既に国を敵に回していますので、部落解放同盟まで敵に回すことはできません。それは、余りにも危険すぎます。ですから、松本防災大臣の発言に関しては、残念ながら言及しません。
オフレコだと言われた内容をテレビで放映したのは東北放送だと聞きました。東北放送の方にはまだ魂が残っていたようで、嬉しい限りです。いや、怒りの方が大きかったということかもしれません。

新聞各社の対応について一言。
上記の発言部分は時事通信の記事をコピーさせてもらいました。
ところが、新聞各社は最後の「今の言葉はオフレコだ。書いたらその社は終わりだ」という発言を見事に削除して記事にしています。恫喝されたマスコミが逃げるのは見苦しくないですか。伝家の宝刀である「報道の自由」はどこに置き忘れたのですか。マスコミにとっては日常茶飯事なので、気にも留めていないのでしょうか。
これでは、とても、正しい報道がされているとは思えません。
ネット社会では、新聞社が権力に迎合していることは周知の事実と言われるようになってきましたが、それほど金に縛られるのは快感なのでしょうか。
こんなことを言うのは、貧乏人の遠吠えに過ぎないのでしょうか。

介護失業者という言葉をご存知でしょうか。
総務省の就業構造基本調査によると、2006年10月~翌年9月までに介護で離職、転職した人は約14万4800人。「寿退職」の17万8000人に迫る数だそうです。
親と同居する独身者は約20%で、5世帯に1世帯の割合だそうです。
今まで自分の世話をしてくれていた親が倒れ、自分が介護する立場にたたされた人が、介護と仕事が両立しないために、仕事を辞めるのです。失業保険が切れた後は、親の年金だけが頼りであり、親の年金がない場合は生活保護に頼らざるをえないのが現状だそうです。
介護失業者は今後も増え続けると予測されています。
もう一つ、総務省の発表によれば、一人暮らし世帯が全世帯の3割を超えたそうです。
とても健全な社会とは呼べません。
これって、社会が壊れ始めているということなのではないでしょうか。

東北の被災地について。
人事院は被災地での国家公務員の特殊勤務手当を積み増す勧告をしました。
当然、地方公務員も横並びになると思います。では、収入の道を閉ざされた一般の人はどうなるのでしょうか。自分達の取り分を、いち早く確保する公務員のこの姿勢はどうなのでしょう。誰も、こんな記事を見ていないでしょうが、こんな国家運営が続くと思うのは平和ボケだけのせいではないと思うのです。日本という国を公務員が食い潰そうとしているとしか思えません。

東京電力について。
9000人以上の株主が集まった東京電力の株主総会で、勝又会長が原発事故の補償主体は東京電力ではないような発言をしたそうです。以前に17枚の写真を公開した時に「東京電力の逆襲」という日記を書きましたが、東京電力はまだ決着していないと考えているようです。このまま、政府の方針を認める場合は、相応の見返りが必要だと宣言していると考えられます。原子力賠償法に免責条項があるのは確かで、想定外の津波かどうかが争点になりますが、東京電力は原子力安全委員会の指針に従っていますので有利だと思います。経産省と東京電力は利権仲間ですから、仲間割れはしたくないでしょう。どれほどの裏取引が行われるのか、是非、見てみたいと思います。
権力と金。見苦しい限りですが、権力も金も国民が差し出したものなのですから、国民はもう少し複雑な気持ちになってもいいのではありませんか。

大阪市長について。
「大阪市を糺すのは、独裁しかない」と橋本大阪知事が発言したことをとらえて、平松大阪市長が「独裁者から市民を守る」と噛みつきました。
大阪の経緯を知らない人にとっては、どっちもどっちだと思えるかもしれません。橋本さんも本音とはいえ、少し言葉が強すぎるとは思いますが、他に方法がないのも確かです。
大阪市の公務員の皆さんは典型的な利権公務員なんですが、ここも危険領域なので言及は避けておきます。平松さんが市民を守ると言っていますが、彼が守ろうとしているのは利権公務員という市民であって、一般市民のことではありません。利権公務員も市民であることに間違いありませんので、平松さんの言うことも正しいように聞こえます。しかし、平松さんは利権公務員を守ることで、自分の権力と金を守ろうとしているだけです。確かに権力と金は美味しいとは思いますが、魂を売り払ってまで手に入れようとしてはいけません。こういう「あさましい人間」が多すぎます。心配なのは、知事にもSPはついているのでしょうか。交通事故に遭ったり、暴漢に襲われたりしないのでしょうか。どうか、気を付けてください。

大きな飛行機事故が起きると、何とかの法則というものが話題になります。大事故が起きる時は、その前に小事故とニアミスが一定の割合で発生しているという法則です。これは、飛行機事故に限ったことではなく、どんな大事故でもそれなりに前兆となる小事故は起きていると思います。人間が壊れていたり、社会が壊れていたりするのは崩壊の前兆なのではないでしょうか。国民はそれを見て見ぬふりをしていますが、最終的にツケを払うのも国民です。自己責任だと言われても、返す言葉はないでしょう。


2011-7-5



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