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食料の確保 [評論]



このブログを読んでくださる方は、国民のどなた、かです。
それなのに、私は、国民の皆さんをクソミソに書いています。誰も、こんなブログ読みたいとは思わないでしょう。大変申し訳ないと思っていますが、他に方法が見つかりません。国民生活は、壊れ始めていますが、本格的に壊れる日が必ずやってきます。それを防ぐためには、国民の皆さんの力が必要なのですが、そういう空気は醸成されていません。ですから、国民生活は壊れますが、そこで、終わりではありません。再建という大変困難な仕事が待っています。その時に必要になるのが、やはり、「言葉の定義」です。せめて、「言葉の定義」という言葉だけでも憶えておいて欲しいです。

私は、国民の皆さんに、「国とは、国民とは、民主主義とは」という言葉の定義をしてくださいとお願いしています。
そして、そこから導き出される、国の責務を、国民の責務を、明確にし、国の目的を、国民の目的を持ってください、とお願いしています。
しかし、私のお願いは、空論に見えているのではないかと思います。
皆さんは、「言葉の定義 ? 責務 ? 目的 ? そんなことで状況が変わるとは思えない」と言うかもしれません。
では、どうすれば、この状況を変えられるのですか。
八方塞の時は、原理原則に戻るしかないと思います。
原則論が必要になる時、それは、悪しき結果が出ている時であり、悪しき未来が想定できる時です。
原理原則を無視し、ずるずると、悪化を見過ごすのは間違いだと思います。
今が、その時だと思います。
順風満帆な時代では、原理原則なんて無視しても、上手く回ります。いや、きっと、無意識に原理原則が守られているのだと思います。「何とかなる」ものなのです。
逆に、悪化の時代になれば、小手先で、何をやっても上手くいきません。それは、人間社会の最強の存在が「欲」だからです。「欲」は、原理原則をも駆逐する力を持っています。
悪化は、放置すれば、行き着く所まで行ってしまいます。それは、人間の「欲」には限度がないからです。
そんな時は、意識的に、原理原則を知ることでしか、悪化を止められません。
誰も、この国の今の流れを「良」とする人はいないのではないかと思います。
では、どうするのですか。
放っておいて、大丈夫なのですか。
「何か、もっと、上手い方法があるだろう」「まあ、まあ」「俺には関係ねぇ」「何とかなるさ」で、いいのでしょうか。逃げても、事態は好転しません。
多分、「俺ではない誰かが、何とかしてくれよ」と思っているのでしょうが、そんな美味しい話は、ありません。
物価は上がります。
国民負担は更に重くなります。
国力衰退が続けば、いつか、本物の不景気がやってきます。
皆さんは、収入が途絶えたら、どうするんですか。
「あちゃー」と言ったら、何とかなるのですか。
いいえ、残念ながら、これ、自己責任で、一件落着です。
たとえ、誰かのせいだとしても、その誰かが、皆さんの生活を助けてくれるわけではありません。自分で、何とかするしかないのです。そういう意味で、自己責任なんです。
今の、この流れは、絶対にヤバイと思います。

この国を、こんな危険な国にしてしまったのは、国民の皆さんです。
「えっ、俺、それ違うだろ」
違いません。皆さんは、この国の責任者なのに、責任者としての責務を果たしていません。それは、皆さんが責任者としての自分の責務を知らないからです。
誰だって、好きにやってもいいとなれば、自分の利益だけを優先させます。人間ですから仕方ありません。その典型的なのが、国会議員であり官僚であり、そこに群がっている利権集団の皆さんです。
そのことは、皆さんも承知していると思いますが、それでも、皆さんは「いい人」ばかりですから、じっと我慢をします。私は、「いい人」ではありませんので、利権にしがみ付いている人達のことをボロクソに書きます。与党の議員も、野党の議員も、官僚も、利権団体も、全員クソだと書いています。ですから、この国のシステムを変えましょうと提案しています。自民党を非難する声は満ちています。確かに、自民党は最悪の政党です。でも、問題は政党だけではなく、原則のないシステムも問題なのです。
確かに、日本最悪の政党である自民党の悪しき国家運営が国民の皆さんを窮地に堕とそうとしています。
もしも、民主主義が機能しているであれば、自民党以外の政党が、国民の願いをくみ取らなければならない立場にあるのですが、全く、その気配がありません。
ですから、国民にとっては、どの政党も自民党と同等の最悪政党です。
なぜ、こんな袋小路に入ってしまったのでしょう。
現在の政党は、国民の声から生まれたものではなく、政治家の都合で作られた政治集団です。そして、彼等は、自分達は「お上」だと思っています。私達国民は、「あてがい扶持」の政党から、自分達の生活を守る集団を選ぶしかないのです。これは、私達の「下々」意識から生まれていますので、文句は言えませんが。結果、国民も国をも、袋小路に追い詰めているのです。
この国の責任者は、国民の皆さんなのに、自分達で、何かを変えるという意識は、全く、ありません。皆さんは、その責任を放棄して、この国を衰退させているのですから、悪いのは国民の皆さん自身です。ただ、皆さんは、そのことに気付いていません。
一番の最悪は、政党ではなく、国民なのです。だって、責任者ですから。
どの政党も、今の状態で美味しい汁が吸えるのですから変える気はありません。
追い詰められているのは、国民の皆さんなんです。
「お上」に虐げられている皆さんは、「いつか、きっと、お上が何とかしてくれる」と思っています。これを不条理と呼びます。どこまで「いい人」なのか、底が知れません。責任者である国民が機能しないシステムは、欠陥システムです。
国は、国民生活を守るために存在しているのです。
その国を運営する仕事を請け負っている政治は、重税を課して国民の富を奪うのではなく、国民の生活を守るために働かなければなりません。
こんな当たり前のことが、なぜ、できないのでしょう。
どの政党も、自分の利益のために仕事をしているからです。
これは、民主主義ではありません。与野党の国会議員、官僚、利権集団が作った「お上もどき」による、専制国家です。
それは、国家運営者の責務が明確ではないからです。
それは、国民の皆さんが、国の責務を知らないからです。
皆さんは、未だに、政府を「お上」だと思っています。
でも、政党も政治家も官僚も、「お上」ではなく、国民の外注先に過ぎません。
皆さんは、国の責務を知らないだけではなく、国民の責務も知りません。
いや、皆さんは、今でも、自分達は「下々」だと思っています。
それは、一度も、言葉の定義をしたことがないからです。
明治維新から150年です。
その間、誰も、「国とは、国民とは、民主主義とは」という言葉の定義に挑戦しませんでした。
学問を研究することを仕事にした学者と呼ばれる人は、一人二人ではありません。
日本社会が前近代的な体制(封建制度)のままだと指摘した学者は、数多くいましたが、それを変えるための提案をした学者がいないのです。余りにも曖昧文化の影響が日常になっていたために、原因の原因の原因が見えなかったのだと思います。
第2次世界大戦で敗戦するまでは、まだ、封建制度の延長線上の天皇制の時代でしたから、取り上げられなかったのかもしれません。
でも、敗戦を契機に、民主主義国家になったはずですが、この80年間でも、誰一人、言葉の定義に挑戦した学者はいません。
そういう意味では、専門家でさえ気付いていないのですから、国民の皆さんを責めるのは間違っているのかもしれません。
でも、国民の皆さん自身の生活のことですから、国民の皆さんには、言葉の定義をする責務はありました。そのことを指摘する学者もいません。
誰もかれもが、「なあ、なあ」「まあ、まあ」で、80年間、挑戦しませんでした。
国民の生活は、どんどん、貧しくなっています。
この先、もっと、貧しくなります。
そろそろ、気付く時だと思います。
皆さん自身のために、皆さんの家族のために、子供達の未来のために、気付いてください。それが、皆さんの責務です。責任者である皆さんには重い責務があるのです。

私は、民主主義原理主義者ではありませんが、少なくとも、国民にとっては、民主主義が一番理のある体制だと思っています。
右翼や左翼の理想形よりも、はるかに、いい体制だと思います。
ソ連と中国が失敗していますので、左翼は論外だとして、右翼って、何でしょう。
日本で、右翼と呼ばれる思想を持っている方は、天皇崇拝者です。
天皇制は封建制度の1つの形であり、右翼の方は、封建制度のほうが自分にとって有利だと考えているのです。「お上」と「下々」というシステムが心地よい人は、権力側にいる人達であり、庶民ではありません。
そんな人達の中で、天皇制を復活させることで、神社の利権を最大化するための団体が日本会議であり、現在の右翼の最大勢力です。自民党の大半の政治家が、日本会議の理想に賛同しています。自民党は、少なくとも、庶民のための政党ではありません。
私は、天皇制にも共産主義にも反対です。
国は、国民生活を守るために存在すべきだと考えています。
私は、右でも左でもなく、真ん中だと思っていますが、いや、ほとんどの皆さんがそう思っているでしょうから、珍しいことではないのでしょうが、やはり、真ん中です。
多くの国民の皆さんも、自分は真ん中だと思っているのでしょう。
でも、それ、少し、違います。
ここで、箱庭を想像してください。
箱庭の左側には共産主義を理想とする人達が住んでいて、右側には天皇制の復活を願う人達が住んでいます。ほとんどの方は、その中間に住んでいますが、「言葉の定義」をしていないために、思想という地面を持っていません。そうです。皆さんは、真ん中にいますが、宙に浮いた状態にあるのです。
立っている場所が正しいか正しくないかは別にして、右翼の方も左翼の方も、少なくとも、地に足をつけています。問題は、ほぼ、9割の皆さんが立つべき地面を持っていないことです。皆さん、宙を浮遊していて、どこにでも移動可能ですから、「なあ、なあ」「まあ、まあ」「ふむ、ふむ」「俺には関係ねぇ」が通用します。そういう意味では、とても、居心地がいい場所なんだと思います。
しかし、強風が吹けば、どこに飛ばされるかはわかりません。
「別に、構わないし」と言う方もいると思います。
「俺だけは、大丈夫」と、根拠のない自信を持っている方もいるでしょう。
「多少貧しくても、自分が、そこそこの生活ができれば、それでいい」と思っている方もいると思います。
でも、国が壊れるということは、今ある常識が全て壊れるということです。
「別に」も「大丈夫」も「そこそこ」も通用しない世界があるのです。
もう歴史の中に埋もれてしまいましたが、日本が戦争に負けた時、国民の皆さんは食料の確保に走り回りました。栄養不良で病に勝てずに、亡くなった方も沢山いました。
電気、あって当たり前。コンビニ、あって当たり前。スマホ、あって当たり前。今、「当たり前」と思っているものが失われても、皆さんは、平気ですか。
国が壊れるということは、そういうことです。
ただ、ただ、食料の確保が最大関心事になるのです。
人間は、食べなければ生きていけないという現実を回避することはできません。
80年前に、国民の皆さんの先輩が体験したあの不条理が、再現するのです。
国が壊れる原因は戦争だけではありません。
国力衰退でも重税でも、いや、災害でも、疫病でも、充分、国は崩壊するのです。
原因の如何を問わず、壊れた結果は、食糧難です。
そのことは、既に、あの敗戦で証明済みです。
食わずに生きられる人間は一人もいません。
この国には、1億2000万人分の食料が必要ですが、今は、5000万人分の食料しかありません。やりくりをして、何とか、1億人が飢えを凌いだとしても、2000万人は餓死する運命にあります。


2023-10-01



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